情緒と創造



情緒と創造
情緒と創造

商品カテゴリ:物理学,化学,数学,地学,科学,学習,知識
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天才数学者による教育論

日本の行く末を案じていることが、ありありと読み取れる。京都帝国大学卒の超エリートならでは。いま流行の脳科学からのアプローチを何十年も前に実践しておられる。「エッセンシャルな生き方をしなさい。トリビアルではなく。」これは誰もが共感するメッセージではなかろうか。
今,彼の言葉を聞いてみたい

読みながら既視感をとても感じる本でした.
はて?どこで見たんだろうと思っていたんですが,ようやくわかりました.
同じ数学者である藤原正彦氏が描いた「国家の品格」の中で,「情緒」を説く章で引用していたのが,この岡潔氏だったんですね.

「私の数学は,情緒を数学という形に表現したもの」といっていたという岡氏.


彼の文章を読んでいて,独特の響きを持つ言葉を巧みに操る方だなぁっという印象を持ちました.たとえばこんな表現.
「自然を普通に見ますと単に自然が見えるだけです.しかし,仔細に見ますといちいちいかにもふしぎなのです.」
こんな表現から,まさしく情緒を感じることができるんです.

仏教に傾倒しすぎていること.
同じ体験,思いを繰り返し語ること.こういったところが正直やや目障りかもしれませんが,ここに描かれていることは論理的に思索を繰り返したのちに残ったまっすぐな道だったんでしょうね.きっと.だから,確信を持って何度も繰り返す.
30?40年も前に日本の世の乱れを見抜き,教育の行く末を案じながらも情緒の大切さを説き続けていたことを思うと感銘を受けます.岡潔が憂いた教育を受けてきた私たちは,彼の目にはどのように写るのでしょうね.今一度彼の言葉を聞いてみたい,そんなことを感じる本でした.
憂国の教育論

子供の脳がどう発達して行くのか、独特の洞察と佛教感を基に書いている。岡潔の情緒とは、雑念を払い除け、心を澄みきった状態にした時の、静寂につつまれた感情であり、科学における創造性と結びついている。文部科学省のお役人や文教族議員によんでほしい本である。しかし小学生に丸暗記教育をすすめている部分は納得できない。脳の話は、事実と異なる部分が多いが、専門家ではないので仕方がないだろう。



講談社
春宵十話 随筆集/数学者が綴る人生1 (光文社文庫)
岡潔―日本の心 (人間の記録 (54))
日本の国という水槽の水の入れ替え方―憂国の随想集
情緒と日本人
情緒の教育




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